[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2015/05/12
抄訳記事公開日:
2015/06/04

インダストリー 4.0とデジタル経済ディスカッション・ペーパー

Gabiel legt Impulspapier zu Industrie 4.0 und Digitaler Wirschaft vor

本文:

ガブリエル連邦経済エネルギー大臣がインダストリー 4.0とデジタル経済のディスカッション・ペーパーを発表した。これに関して連邦経済エネルギー省(BMWi)は概略下記のような報道発表を行った。

プラットフォーム「インダストリー 4.0」及び「経済の革新的デジタル化」のスタートに当たりBMWiはこのディスカッション・ペーパーの中で経済及び社会のデジタル・トランスフォーメーションのトレンド、措置、イニシアチブ等を示している。

ガブリエル大臣談:デジタル・トランスフォーメーションは今後の中心的な計画課題のひとつである。未来に向けて製品及び市場を巡る競争のための重要な基礎が置かれることになる。我々の目標は、ドイツを欧州におけるデジタル成長国No.1として確立し、経済、生活、労働において一貫した、信頼に足る、安全なデジタル化における指導的な役割を担うことにある。ディスカッション・ペーパーに紹介した、先行措置によりドイツ経済のトランスフォーメーションの成功に寄与し、デジタル変革をなし遂げて行きたい、それは経済のためであり、またエネルギー転換、人口高齢化、明日の良き労働と労働流動性等の社会的に重要課題のためである。

ディスカッション・ペーパーは、経済及び社会のデジタル・トランスフォーメーションから発生するトレンド、変化、重要な問題を示している。これによりITサミット・プラットフォームの枠組みの中で行われる議論に刺激を与えるものでもある。同ペーパーはBMWiがデジタル・トランスフォーメーションを支援し、可能とするための措置及びイニシアティブを取り上げている。これらの措置は第一に「Autonomik 4.0」及び「Smart ServiceWelt」等の技術プログラム、第二に例えば「Mittelstand(中小企業)Digital」のような中小企業に特化されたイニシアチブ、第三に国及び欧州のレベルにおける規制プロジェクト等を含んでいる。

「インダストリー 4.0」及び「経済の革新的なデジタル化」等のプラットフォームは国のITサミットの活動ストラクチャーの一部を形成するものであり、BMWiのデジタル・アジェンダの実行に当たり中心となる部分である。

[DW編集局]