[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)
元記事公開日:
2015/04/27
抄訳記事公開日:
2015/06/04

ニュートン・ファンド: 発展途上国の科学・イノベーション能力の構築

Newton Fund: building science and innovation capacity in developing countries

本文:

ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)の2015年4月27日付標記記事では、ニュートン・ファンドのポリシー・ペーパーが更新した旨伝えているところ、更新された同ペーパーの概要は以下のとおり。

ニュートン・ファンドは英国の政府開発援助(ODA)の一部を成し、発展途上国の経済発展と福祉を推進する科学・イノベーションパートナーシップの発展を目的とする。同ファンドは2014年から5年間に亘り、毎年7,500万ポンドを措置する。英国からのファンディングが、協力相手国、民間財団、多国間組織、企業パートナーからの追加ファンディングにもつながることが期待される。

【活動領域】
ニュートン・ファンドが対象とする3大カテゴリーは次のとおりである。
・人材育成: 科学・イノベーション専門能力の向上(いわゆるキャパシティ・ビルディング)、学生・研究者フェローシップ、人材交流制度等
・研究: 開発課題に関する研究協力
・橋渡し: 開発課題に関する革新的解決策を見い出すためのイノベーション協力及びファンディング

【協力相手国】
ブラジル、チリ、中国、コロンビア、エジプト、インド、インドネシア、カザフスタン、マレーシア、メキシコ、フィリピン、南アフリカ及びその他のアフリカ地域、タイ、トルコ、ベトナム

【研究ファンディングへの入札】
国やプログラム領域によって募集の時期は異なる場合がある。最近の募集案件別の一覧については以下のウェブサイトを参照。
https://www.gov.uk/government/publications/newton-fund-building-science-and-innovation-capacity-in-developing-countries/newton-fund-building-science-and-innovation-capacity-in-developing-countries#bidding-for-research-funding

【ファンドの管理及び実施協力機関】
BISがファンドを管轄し、BISの閣外大臣である大学・科学担当大臣を議長とする管理委員会が設置されている。ファンディングの実施協力機関には次の機関がある。
・医学アカデミー
・英国学士院
・ブリティッシュ・カウンシル
・Innovate UK
・英国研究会議協議会(RCUK)
・王立工学アカデミー
・王立協会
・英国気象庁

[DW編集局]