[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2015/05/20
抄訳記事公開日:
2015/06/11

ANRがエボラ出血熱疾患に関する3件の研究プロジェクトを助成

Epidémie d’Ebola : l’ANR finance trois projets de recherche sur la maladie

本文:

国立研究機構(ANR)の2015年5月20日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

ANRは西アフリカでの異常な蔓延を受けて””accélérateur Ebola””(エボラ緊急対策)と称する施策を2014年末に開始した。本施策には、2015年の包括的プロジェクト公募の第1段階で応募のあった予備提案の中から、即時ファンディングの判断が可能な研究業務、すなわち危機的状況下で緊急なニーズに応える要素を提供できそうな研究業務、特に流行期に時機に合わせて投ずることのできる科学的業務を特定する狙いがある。

早期の選抜過程を経て、次の3件のプロジェクトが総額170万ユーロのファンディングの対象となった。

・”EBODISREG”: エボラ・ウィルスへの感染過程における炎症反応緩解の分子基盤
・”EBOFAC”: 中央アフリカのエボラ・ウィルス。遺伝子の多様性、種間転移の方式、流行発生リスクの評価
・”STOP-EBOLA”: らくだの抗体によるエボラ・ウィルスの無力化

[DW編集局+JSTパリ事務所]