[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2015/05/14
抄訳記事公開日:
2015/06/15

国家科学技術管理プラットフォームが正式に運営開始

国家科技管理平台正式运行

本文:

2015年5月14日付の「中国科学報」ネット版は、「国家科学技術管理プラットフォームが正式に運営開始」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

5月14日、科学技術部、財政部、国家発展改革委員会と関連部門が、北京で「国家科学技術計画(特定プログラム、基金等)管理に関する第一回全体共同会議」を開いた。科学技術部の万鋼部長は、「第一回全体共同会議の開催は、中国科学技術計画管理体制において重大な進展しており、国家科学技術管理プラットフォーム(※)が正式に運営開始されたことを示している。中央財政科学技術計画(特定プログラム、基金等)に基づく、政府の管理は各省庁の分散管理から一元管理へ転換する」と語った。

中央財政科学技術計画(特定プログラム、基金等)管理における改革の推進をめぐって、第一回全体共同会議が会議議事規則を可決し、特に専門機構の改革、科学技術監督·評価システムの構築、科学技術情報関連の管理·運営システムの構築について深く研究·討議を行って、仕事の重点と施策を明確する。これから、関連省庁が今回の会議の方針に基づき、科学技術管理業務を推進し、一元的・オープンアクセス可能な科学技術管理プラットフォームを早めに構築するよう努力する。

国家科学技術管理プラットフォームを構築するとともに、中央財政科学技術計画管理改革には大きな進展が見られた。例えば、「科学技術計画(特定プログラム、基金等)において、研究資金の統合と効率化を進め、初期的効果が見られた。国家重点研究開発計画における6つの重点·特定プログラムの実施案の策定がほぼ完成されている」とのこと。

今後、共同会議が議事規則に基づき、定期又は不定期に会議を開催し、ルーティンを形成して、イノベーション駆動型発展戦略の実施のためにその役割を果たすよう努力する。

※ 2015年2月10日の記事、「国家科学技術管理プラットフォーム」を参照。

[JST北京事務所]