[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)
元記事公開日:
2015/06/10
抄訳記事公開日:
2015/07/10

フォトニクス分野の中小企業向けに専門技術支援センターを設置

Lighting a path towards SME innovation opportunities

本文:

欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)の2015年6月10日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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EUのFP7のもと実施されているACTPHASTプロジェクトが、フォトニクスの先端分野で欧州の中小企業(SME)に技術的な支援を行う専門技術センターを設置した。ACTPHASTでは、フォトニクス研究をリードする欧州の23機関の技術的なノウハウを統合し、この分野に関心のある企業がこうした専門知識を利用できるようにすることで、新製品の開発を開始し、製品を市場に提供するまでに要する時間を短縮し、新たに雇用を創出することを目指している。

2013年11月から4カ年に渡り行われるこのプロジェクトは、これらの研究機関をまとめて独自のワン・ストップ・ショップを作り上げており、特に、SMEの短期イノベーション・プロジェクト(一般に6ヶ月~9ヶ月)を支援することに注力している。

ACTPHASTは、欧州の革新的なSMEが、規模の小ささや特定の分野における専門知識の欠如を理由に市場での新たなチャンスを逃すことのないよう支援することを狙いとしている。このプログラムは、欧州のすべての国のあらゆる企業を対象としており、認知度を高めるために、地域の企業と連携した専門のアウトリーチ・チームとイノベーション・クラスターを備えている。

プロジェクトは、2017年末までに最大200件の欧州企業によるフォトニクス・イノベーション・プロジェクトを支援し、最終的には企業に1億2,000万ユーロの追加的収益をもたらし、欧州において高価値の新規雇用を600人創出することを目指している。

[JSTパリ事務所]