[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立標準技術研究所(NIST)
元記事公開日:
2015/05/15
抄訳記事公開日:
2015/07/15

製造センターコンペ(Manufacturing Center Competitions)の2016年度計画

NIST Announces 2016 Plans for Manufacturing Center Competitions

本文:

2015年5月15日付の国立標準技術研究所(NIST)による製造センターコンペに関する発表記事の概要は以下のとおりである

NISTのホリングス製造延長パートナーシップ(Hollings Manufacturing Extension Partnership, MEP)は2016年に2つの独立したコンペを21の州とプエルトリコのMEPセンターのために開催すると発表した。今回のコンペは多年度にわたる取り組みの一環で、MEPの米国内製造に対する連邦政府の投資を最大限に活用し、製造業がより多く集まっている地域に追加資金を配分する。

NIST MEPは60のセンターと1,200の製造専門家を結ぶ州・連邦政府ネットワークを通じて全国的な中小製造業の製造工程の改善、技術的能力の向上と新製品の市場導入を支援し、彼らの競争力を改善して米国の雇用の拡大と投資の増大を図る。連邦政府によるMEP投資は1ドル当たり中小企業の新規売上高19ドルを生む、又は特定の年に一般的にMEPサービスを活用している3万に及ぶ全国の中小製造業の年間新規売上高25億ドルに近い額に相当する。

応募者の選定に当たっては、厳格で透明なプロセスを保証するために定期的に完全で公開されたコンペを活用する。プロセス導入の決定は個別のセンターの成績を反映したものでは無く優良な現職センターオペレーターには応募する資格が与えられる。
コンペへの参加がもたらす利点は以下を含む
・MEPセンター活動と州の経済開発戦略を再調整する機会を得る
・州のファンディングレベルをリセットして製造の地域重要性と製造活動の全国分布を反映させる
・報告義務の削減と簡素化
・5年アワードを通して年間の書類作成作業等の負担の軽減
・地元の経費負担率を2対1から1対1に即時再調整

潜在的申請者に一般的情報と提案作成のガイダンスを提供するためにNIST MEPは各ファンディング発表の前か、又は発表と連動して約2-3回の地域フォーラムを開催の予定である。
できるだけ多くの潜在的申請者に伝えて、彼らに充分な準備時間を与えるために相当前もって発表がなされ、MEPセンターは地元の製造業を支援するので、センターが成功する様に申請者にパートナーシップやリソースをまとめるための充分な時間を与える。

NIST MEPはアラバマ、アーカンソー、カリフォルニア、ジョージア、ルイジアナ、マサチューセッツ、ミズーリ、モンタナ、ペンシルベニア、プエルトリコとバーモント州でのコンペの発表を2016年1月に、又、デラウェア、ハワイ、アイオワ、カンザス、メイン、ミシシッピー、ニューメキシコ、ネバダ、ノースダコタ、サウスカロライナとワイオミング州でのコンペの発表を2016年7月に予定している。

10州におけるセンターを対象とした第一回目の州コンペは2015年2月に完了した。そのコンペでは、製造業当たりのドル投資額の観点からMEP投資がMEP全国平均を下回っている州が全センターの中で最も資金不足と捉えて重点的に取り組んだ。又、2015年3月9日にNISTは12州における資金提供の機会を発表し、申請期限を2015年6月1日に設定し、助成決定の発表は2015年の秋に予定されている。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]