[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防科学技術研究所(Dstl)
元記事公開日:
2015/06/17
抄訳記事公開日:
2015/07/28

建物内部の状況を外部から把握するための国防・安全保障上の技術開発

What’s inside that building?

本文:

国防科学技術研究所(Dstl)の2015年6月17日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

テロリストが隠れて活動している可能性のある、閉じたドアの背後で起こっている状況を把握することは、英国の国防・安全保障にとって極めて重要である。国防省(MOD)傘下のDstlでは、国防企業センター(CDE)を通じて、ファンディング総額65万ポンドの第1段階プロジェクトのコンペティションを実施する。第1段階終了時点で、所定の目標を達成したプロジェクトには最大50万ポンドの追加ファンディングが提供される。

Dstlでは100メートル以上離れた地点から遠隔操作できる技術や方法を求めている。対象となるのは建物の内部状況の把握に実質的に役立つ非標準の技術や方式である。本コンペティションでDstlは、携帯型レーダー・センサーのような壁透過センシング技術や、建物内部の限られた量の情報を提供する技術など、確立された技術には関心がない。

[DW編集局]