[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2015/06/30
抄訳記事公開日:
2015/07/31

中国科学院(CAS)と広東省は共同で「珠江デルタ·ビッグサイエンスセンター」を建設

中科院与广东省共建珠三角国家大科学中心

本文:

2015年6月30日付の「中国科学報」ネット版は、「中国科学院(CAS)と広東省は共同で『珠江デルタ·ビッグサイエンスセンター』を建設」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

6月28日、「広東省と中国科学院の全面的な戦略協力·指導グループ会議」が広州で開かれ、中国科学院の白春礼院長、広東省の朱小丹省長及び中国科学院の施爾畏、詹文龍、王恩哥副院長、広東省の陳雲賢副省長が出席した。同会議で、「珠江デルタ·ビッグサイエンスセンターの共同建設に関する協議意向書」、「中国科学院と広東省·仏山市の協力協議書」等13件の協力協議が調印された。

近年、中国科学院と広東省は広東省経済社会発展の科学技術需要に注目し、中国科学院の科学技術·人材と広東省の地域経済等の優位性をベースに、緊密に協力し、科学技術成果転化、科学技術の共同研究·開発、科学技術人材育成等の方面で顕著な成果を収めた。

白春礼院長は、「中国科学院は珠江デルタ·ビッグサイエンスセンターの建設に全力を尽くして支持し、双方の科学技術協力をプラットフォームとして産学研の連携を推進して新型·科学研究機構のイノベーション体制を構築、全国科学院連盟に基づき広東地域における自主イノベーション能力を全面的に向上させる」と語った。

朱小丹省長は、「双方の全面的協力パートナーシップを深化させることは、広東省の自主的イノベーション能力の増強、産業のモデルチェンジ·グレードアップに重要な役割を果たしている。今後、広東省と中国科学院は人材、技術、情報等の分野で協力関係を強化する」と表明した。

[JST北京事務所]