[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2015/07/27
抄訳記事公開日:
2015/09/09

神経変性疾患に関する国際プロジェクト公募

Lancement d’un appel international sur la neurodégénération : centres d’excellence et approches innovantes

本文:

国立研究機構(ANR)の2015年7月27日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

ANRは神経変性疾患高度研究拠点ネットワーク(CoEN)と協力して、神経変性疾患領域における多国間プロジェクト公募を新たに開始する。この公募は高度研究拠点に所属する研究者に限って開かれており、欧州5カ国とカナダが関与する。

アルツハイマー病やパーキンソン病を含むこれら疾患に対処するため、CoENイニシアティブが2010年に欧州及びカナダの複数のファンディング機関によって立ち上げられた。ANRはこのほど常任メンバーとしてこのイニシアティブに加盟した。目的は科学的卓越性を基盤として神経変性疾患領域における多国間の共同研究活動を推進することにある。CoENは共同プログラム・イニシアティブ(JPEND)と特段の繋がりがある。

ANRは今回初めてCoENと共同で、神経変性疾患メカニズムの的確な把握を狙った共同プロジェクト公募を開始した。本公募は従来にない新たな方式を推進するもので、リスクの高い研究プロジェクト(つまり予備的規模のプロジェクトではあるが、大きな科学的インパクトを与える可能性のあるプロジェクト)を支援する。

本公募の参加国はドイツ、カナダ、スペイン、フランス、アイルランド、イギリスの6カ国である。ANRのファンディングは選抜されるフランス研究者のみを対象とする。本公募に充てられる予算は500万ユーロである。

[DW編集局+JSTパリ事務所]