[本文]

国・地域名:
ノルウェー
元記事の言語:
英語
公開機関:
ノルウェー研究会議
元記事公開日:
2015/08/14
抄訳記事公開日:
2015/09/09

EEAノルウェー無償基金協力スキームから10億ノルウェー・クローネの研究費が提供

Research funding under EEA and Norway Grants reaches NOK 1 billion

本文:

ノルウェー研究会議の2015年8月14日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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ノルウェー研究会議は、2009年から2014年にかけて東欧および中欧5カ国の計145研究プロジェクトが、欧州経済領域(EEA)ノルウェー無償基金協力スキームを通じて総額10億ノルウェー・クローネの資金を受領したと発表した。ノルウェーとアイスランドの研究グループは、これらすべてのプロジェクトに参加している。

これら研究プロジェクトのテーマは、社会科学、人文科学、保健衛生、環境、気候など多岐の分野にわたっており、欧州全域にかかわる社会的課題を解決し、欧州における研究協力を強化するため、ポーランド、ルーマニア、チェコ共和国、ラトビアおよびエストニアの研究者が、ノルウェーおよびアイスランドの研究者と共同で研究を進めている。

中でも東欧諸国との二国間研究プログラム5件は、2009年から2014年にかけて総額60億ノルウェー・クローネの資金を受領した150件のプログラムに含まれている。

ノルウェー研究会議は、プログラムに対する25のドナー・パートナーの一員であり、研究プログラムのアドバイザー兼オブザーバーとしての役割も果たしている。
ノルウェーとEUは、二国間関係の強化を主な目的とするEEAノルウェー無償基金協力スキームの次期期間におけるノルウェーの拠出金について先ごろ合意した。クロスボーダー研究協力が本スキームの支援を受けることができるかについては未定であるとしているが、研究者コミュニティからはこうした枠組みの継続が期待されている。

[JSTパリ事務所]