[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦環境省(BMUB)
元記事公開日:
2015/08/18
抄訳記事公開日:
2015/09/10

ドイツ資源効率化プログラム継続案

BMUB legt ersten Entwurf zur Fortschreibung des Deutschen Ressourceneffizienzprograms vor

本文:

連邦環境・自然保護・建設・原子炉安全省(BMUB)がドイツ資源効率化プログラムの初の継続案(ProgRess II)を発表。市民の資源政策への参加を呼びかけた。これに関してBMUBは概略下記のような報道発表を行った。

ドイツ資源効率化プログラム継続案は、資源やエネルギー需要を環境に優しい形で満たすための重要な措置を含んだものである。関心がある市民、官庁、州、地方自治体は2015年9月までにこの案に関する意見を表明し、改善提案を提出することができる。ドイツは2012年2月にドイツ資源効率化プログラム(ProgRess)を、天然資源保護を基本理念及び行動基盤とする初めての国々の一つとして決定した。連邦政府はその中で4年ごとにドイツにおける資源効率の推移を報告、進展を評価し、資源効率化プログラムを継続することを自らに義務付けている。

2016年春に連邦議会に提出される予定のこの報告は現在 “ProgRess II”というタイトルのもとで作成されている。内容的には前プログラムの構造に従ったものとなっているが、総合的な付加価値連鎖を改めて考察している。例えば、中小企業への効率化コンサルティングの拡大、環境マネジメントシステムの支援、公共機関による資源効率の高い製品やサービスの調達強化、消費者情報の改善、開発途上国及び新興国における技術と知識の移転強化の措置が挙げられている。ProgRess IIの適用領域は、資源とエネルギーの流れを全般的に環境に優しいものとし、各々の活動を相互に調和させるため、バイオマス、石炭、石油等のエネルギー源に拡大されている。加えてBMUBはこの案の中で特に、「持続可能な建設及び持続可能な都市開発」並びに「資源保護的な情報通信技術」等のテーマを拡大している。このプログラムは全国レベルの市民対話によって得られた市民のアイデアや提案によって補完されることになる。市民の提案はProgRess IIの重要な要素であり、2015年秋に市民対話参加者からBMUBに手渡しされるため現在の案には含まれていない。

[DW編集局]