[本文]

国・地域名:
南アフリカ
元記事の言語:
英語
公開機関:
南アフリカ国立研究財団(NRF)
元記事公開日:
2015/09/15
抄訳記事公開日:
2015/10/15

サブサハラ・アフリカ地域の科学研究費助成機関イニシアティブ最初のフォーラムを開催

First Forum of the Science Granting Councils Initiative in sub-Saharan Africa

本文:

南アフリカ国立研究財団(NRF)の2015年9月15日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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2015年9月11日、ケニアのナイロビで、科学研究費助成機関イニシアティブ(SGCI)の最初のフォーラムが開催された。

南アフリカ国立研究財団(NRF)、英国国際開発省(DFID)およびカナダの国際開発研究センター(IDRC)がこの1,500万ドル規模で支援するこのイニシアティブは、5年間にわたって実施される。SGCIは、サブサハラ・アフリカ地域の科学研究費助成機関の能力を強化し、経済的・社会的発展に貢献するような研究やエビデンスに基づく政策をサポートしていくことを目的としている。

ケニアDFIDの責任者を務めるLisa Phillips博士は、「このプログラムの中核には、アフリカの経済発展を後押しする推進力としての科学技術イノベーションの潜在能力を引き出すという意欲がある。」と話す。このプログラムでは、16の科学研究費助成機関の支援に重点が置かれ、研究管理、堅固なSTI指標の利用に基づく各種研究プログラムの設計・モニター、民間部門への知識移転に対する支援、ならびに科学システムに関する他の関係者らとのパートナーシップ確立を行っていく。プログラムの実施にあたっては、各国およびアフリカの研究指導者で構成される諮問委員会が戦略の方向性を示すことになっている。

NRFに関しては、国際関係・協力局(International Relations and Cooperation:IRC)がプログラムを開始し、現在その管理運営にあたっている。

当面は、ケニア、ウガンダ、タンザニア、ルワンダ、エチオピア、コード・ジボワール、ザンビア、モザンビーク、ブルキナ・ファソ、マラウィ、ジンバブエ、ナミビアの12の科学研究費助成機関が支援対象となる。

[JSTパリ事務所]