[本文]

国・地域名:
スイス
元記事の言語:
英語
公開機関:
スイス連邦教育研究イノベーション庁
元記事公開日:
2015/10/26
抄訳記事公開日:
2015/12/02

マオロ・デランブロージョ長官がOECD科学技術閣僚会合に出席

OECD Ministerial Meeting in Daejeon, South Korea: focussed on innovation

本文:

スイス連邦教育研究イノベーション庁の2015年10月26日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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教育・研究・イノベーション庁のマオロ・デランブロージョ長官は2015年10月20日から22日にかけて韓国に滞在し、大田(テジョン)市で開かれたOECD科学技術閣僚会合にスイス代表として出席した。

47カ国の科学担当大臣が出席して10月20日、21日に開催されたOECD科学技術閣僚会合では、「科学、技術およびイノベーションを通じて共通の未来を築く(Creating Our Common Future through Science, Technology and Innovation)」というテーマについて話し合いが行われた。今回の会合は、2004年以来初の科学担当大臣によるOECD会合であり、「科学イノベーションが持つ潜在力をより効果的に活用するには」、「グローバル課題解決において、科学イノベーションはいかに役立ち得るか」という2つの議題を中心に討議が進められた。デランブロージョ長官はスピーチで、公共支出が科学イノベーションに及ぼす影響を強化する方法について語った。

出席した各国閣僚が採択した「大田宣言文」は、今後10年にわたってこの分野における国際的なアジェンダの基準的枠組みとしての役割を果たす。この閣僚級会合の終わりに、スイスは今回の決定事項の実施を担当するOECD委員会の議長国に選任された。

今回の閣僚級会合では各国大臣による二国間協議も行われ、デランブロージョ長官は韓国の未来創造科学部イ・ソクジュン次官とともに、スイスと韓国の双方の発展のため、イノベーションシステムにおいて両国間のさらなる情報交換が図られるべきであることを確認した。また、デランブロージョ長官はオーストリアや日本の代表らとの間で、教育研究イノベーション分野に関する意見交換を行った。

[JSTパリ事務所]