[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2015/10/21
抄訳記事公開日:
2015/12/02

シンポジウム「気候変動への対処」を振り返る

Retour sur le colloque “ Faire face aux changements climatiques “

本文:

国立研究機構(ANR)の2015年10月21日付発表記事の概要は以下のとおり。

ANRは2015年7月6日、シンポジウム「気候変動への対処: 各プロジェクトの共同研究の成果」をパリで開催した。ここでは10年間の気候に関する共同研究を総括し、ANRや「将来への投資」プログラムが支援した100件以上のプロジェクトの成果を示した。官・民セクターから200名以上の参加者を得たこのサイド・イベントは、7月7~10日ユネスコ本部で開催された国際会議「気候変動に直面する人類共通の未来」に先立って開催された。

30年位前から国際科学界は、地球の気候の働きや観測された気候変動における人間活動の役割について、数多くの研究を行っている。この枠組におけるフランス科学界の貢献は広く認知されているところである。複数分野にわたる新たなテーマも10年ほど前から出現しており、気候変動の影響に対する社会の適切な適応が目標となっている。

ANRは2005年の創設以来、この分野において約500件の複数分野にわたる共同プロジェクトのファンディングを行ってきた。それらは気候変動及び地球環境領域における知識の向上に大きく寄与している。

シンポジウム「気候変動への対処」には、ANRの特定プログラムまたは包括的プログラムの一環あるいは「将来への投資」プログラム」の一環で、ファンディングを受けたプロジェクトに取り組んだ研究者やチームが集結し、気候変動の影響、回復力、適応、温室効果ガスの削減などについて議論を行った。このイベントはまた関係者と官・民当事者との間の協力推進のための堅固な基盤を提供した。

[DW編集局+JSTパリ事務所]