フィンランド国立技術研究センター (VTT)の2015年10月26日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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2015年10月22日、フィンランド国立技術研究センター（VTT）とスロバキアのジリナに拠点を置く中欧技術研究所（Central European Institute of Technology：CEIT）が、覚書を締結した。覚書の締結は、スロバキア共和国のアンドレイ・キスカ大統領のフィンランド公式訪問中に行われ、両機関を代表してErkki KM Leppävuouri氏とJ. Hromada氏が署名した。また、同大統領は、2日間の予定の中でVTTにも足を運んだ。

この覚書への署名により、科学、研究および技術分野における双方の研究機関の密接な連携を築き上げていくとしている。

今回の覚書は、企業の競争力強化を狙いとした活動を実施し、特に以下の分野でイノベーションを生み出し実用化していくための前提条件となる。

－ ロボット工学、産業オートメーション、デジタル技術
－ 先進技術
－ 仮想現実、拡張現実
－ サイバーフィジカル・システムの創出による生産および物流システムの設計

VTTとCEITは、研究目的の滞在や、ホライズン2020などの国際的な研究プロジェクトへの参加、科学・教育セミナーや会議、シンポジウムの共同開催などを通じて、共同研究チームを編成していくことで合意した。

[JSTパリ事務所]