[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国民教育・高等教育・研究省(MENESR)
元記事公開日:
2015/10/22
抄訳記事公開日:
2015/12/03

農業・イノベーション 2025: 革新的で持続可能な農業の指針

Agriculture-Innovation 2025 : des orientations pour une agriculture innovante et durable

本文:

国民教育・高等教育・研究省の2015年10月22日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

フランスの農業・生態系プロジェクトと国家研究戦略とを組み合わせるべく、農業担当、研究担当の両大臣は「農業・イノベーション 2025」計画の基盤を提議するミッションを4名の有識者に委託した。このミッションの結論が2015年10月22日両大臣らに提示された。

集会や面談を通して300名を超える当事者から意見聴取がなされた。意見聴取したのは、農業界の専門家、研究実施機関、教育当事者機関、産業界、企業、競争力拠点、政府及び地域のほか、この業界の下流部門や市民社会の当事者などである。

約100項目の施策で規定される30件のプロジェクトを通して表現されたミッション報告書の提言は、包括的な主要課題(農業生態学的・生物経済学的移行の促進、オープン・イノベーションの振興と人材育成措置の支援、デジタルへの方向転換とロボット技術発展の促進、バイオテクノロジーの活用とバイオコントロールの支援)に対して研究・イノベーションの当事者を動員することである。

すでに両大臣らは、次のような優先テーマを対象とする4つの研究プログラムに関して、上記報告書に由来する行動計画が具体化される旨発表している。

・土壌・水・気候: 気候変動を緩和し食糧安全保障の強化するために土壌を活用
・センサー・保健衛生上のリスク
・農業向けのロボット技術・デジタル技術
・その他、システム生物学や合成生物学といった手段、バイオテクノロジー、バイオコントロールを活用した生産

[DW編集局+JSTパリ事務所]