[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2015/10/02
抄訳記事公開日:
2015/12/11

インターネット対応製造を探究するさきがけプロジェクト

Early concept projects explore Internet-enabled manufacturing

本文:

2015年10月2日付けの国立科学財団(NSF)の標記報道発表の概要は以下のとおりである。

NSFはこのほど、製造サービスの拡大とアクセスの簡易化を図る方法の研究助成に650万ドル強を投入した。28大学が関与する30件のプロジェクトでは、各学部や学生は新規のWebベース製造オペレーティング・システム及びその上で動くアプリケーションの研究、プロトタイプの作成、および試験を行う。この新規技法では、相互運用性、実行の信頼性、サイバー製造システムの安全性を確保する一方で、ネットワーク化された製造環境向けの効率的なアーキテクチャやプロトコルなどを通じてアクセスを容易にする。

これらプロジェクトのチームは大規模製造業者向けのアプリケーションを開発し、その中には製造プロセスの選択を支援し、適切な製造能力を有する施設を特定し、3Dプリンティングのコストを正確に見積もることができるアプリケーションを含む。また企業や個人向けにアプリケーションを作成しており、それによりオーダーメイドの人工装具(補綴)や衣服、先進複合材料、3Dプリントによる織物、薬剤、ナノスケール・デバイス、精密光学機器など、多様な製品の設計・製造を簡素化することができる。

これらプロジェクトによる新しい知見や考案は、インターネット・ベースのサービスが金融、小売、個人サービスのセクターに変革をもたらしたのと同様に、Webベース製造サービスの成長を可能にする。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]