[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立衛生研究所(NIH)
元記事公開日:
2015/12/02
抄訳記事公開日:
2016/02/09

健康と生活の質向上に役立つロボット開発を支援

NIH funds development of robots to improve health, quality of life

本文:

2015年12月2日付けの国立衛生研究所(NIH)の標記発表記事の概要は以下のとおりである。

NIHは、国家ロボット技術イニシアティブ(NRI)の一環で、人と協同して作業をする革新的な介助ロボット3件の開発を支援する旨発表した。そのうちの2件は障害を抱えた個人の健康と生活の質の向上を図るもので、残りの1件は子供の社会的コンパニオンとして好奇心を喚起したり一生懸命働くことや決断力の重要性を教示したりする。これらNIHプロジェクトに対するファンディングは、今後5年間に総額で約220万ドルの予定である。

NIHはこの省庁間NRIイニシアティブに参加して4年目になる。国立科学財団(NSF)、米国航空宇宙局(NASA)、農務省(USDA)、国防総省(DOD)も新規介助ロボット開発を支援している。

今回のNIHのファンディング対象プロジェクトは次の3件である。

・高齢者の移動を容易にする”Smart-walker”(アラバマ大学)
・視覚障害者の対象物の把握を補助する”Hand-worn device”(アーカンサス大学)
・子供向けのソーシャル・ロボット・コンパニオン(マサチューセッツ工科大学)

[DW編集局+JSTワシントン事務所]