[本文]

国・地域名:
オランダ
元記事の言語:
英語
公開機関:
オランダ科学研究機構(NWO)
元記事公開日:
2015/12/22
抄訳記事公開日:
2016/02/15

複合的なコンソーシアムで活動することの重要性

Working in mixed consortia is an art to be mastered

本文:

オランダ科学研究機構(NWO)の2015年12月22日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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2015年12月、知識の共同創生と学際的研究に携わるオランダ科学研究機構(NWO)の研究者および専門家約40名が、アムステルダム・ビジネス・スクール(アムステルダム大学)で行われたセミナーに参加し、学術界以外のパートナーとの協力における経験を共有した。

今回のセミナーは、アムステルダム大学、NWO社会科学部門およびVerDuS(NWOとPlatform31、SIAおよび2つの省庁による知識イニシアチブである「持続可能な都市連携(Connecting Sustainable Cities)」)が試験的に開催したもの。アムステル大学のJohn Grin教授(知識の共同創成学)は、科学研究者と学術界以外の専門家らが共に連携することの重要性について、気候変動のような、組織立って理解されていない問題に対応する際に特に必要であること、また、社会の討論の中で組織立たなくなってしまった問題への対処という点からも、重要であることが述べられた。NWOのYmkje de Boerは、「経験や過去から学んだ教訓を相互に交換することが、NWOのプログラムに従事し始めたばかりの若手研究者にとって役立つことを検証したかった」と話し、「今回のセミナーが役に立つと分かったことから、今後もこうした対話を続け、NWOの社会科学部門に所属するより多くの若手研究者に視座を交換する場を提供する方法を模索していきたい」と述べている。今回のセミナーにはNWO社会科学部門の4つのプログラムから参加があった。

[JSTパリ事務所]