デンマーク高等教育・科学省の2016年4月29日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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デンマーク高等教育・科学省および外務省は、イスラエルのテルアビブにイノベーションセンターを新設することを決定した。新たなイノベーションセンターを開設する決定を下したことで、デンマークは、世界各地にある7か所のイノベーションハブ（ミュンヘン、ニューデリー、サンパウロ、ソウル、上海、シリコンバレーおよびイスラエルのテルアビブ）にセンターを所有することになる。イノベーションセンターに対する新たな評価によると、こうしたセンターは、デンマークの研究や教育、ビジネスの国際化において重要な役割を果たしているという。

Ulla Tørnæs高等教育・科学大臣は、イノベーションセンターの新設により、デンマークの研究機関や教育機関、企業によるイスラエルの重要な知識環境や関連パートナーへのアクセスが容易になる、と述べている。イノベーションセンターの開設に先立ち、高等教育・科学省は、研究イノベーションおよび高等教育分野における両国の協力関係強化に向けた行動計画を策定する予定である。イノベーションセンターの開設は、この行動計画の中でも重要な要素となる。

Kristian Jensen外務大臣はまた、新しいイノベーションセンターを歓迎し、「テルアビブにイノベーションセンターを開設することにより、デンマークの企業や研究環境に大きなメリットがもたらされるだろう。イスラエルは起業家の国であり、世界有数のイノベーション環境が整った国の一つである。特にヘルスケア部門およびグリーン技術に関しては、イスラエルとデンマークの起業環境および企業が相互に協力できる魅力的な機会がある。」と話した。

イノベーションセンターは、テルアビブのデンマーク大使館内に設置され、2016年秋にオープンする予定である。

[JSTパリ事務所]