[本文]

国・地域名:
オランダ
元記事の言語:
英語
公開機関:
オランダ科学研究機構(NWO)
元記事公開日:
2016/06/03
抄訳記事公開日:
2016/07/01

2017年1月付で、Stan Gielen氏がNWO新理事長に就任

Stan Gielen new chair NWO with effect from January 2017

本文:

オランダ科学研究機構(NWO)の2016年6月3日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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2017年1月1日付でオランダ研究科学機構(NWO)の理事長にC.C.A.M. (Stan) Gielen教授が就任する。NWOは現在、大規模な改革を進めているが、ガバナンスと組織はこれまで以上に合理化され、一貫性の高いものとなる。これによりNWOは今後、オランダに8か所ある国立研究機関の科学研究およびその管理運営について、主要なタスクや資金供与、イノベーションを最適なかたちで実現できるようにしていく。2016年9月1日以降、Stan Gielen氏は次期理事長として、こうした組織改革の更なる実現に関与していく予定である。

2017年1月1日をもって、現在NWOを構成している9つの部門は4つの領域(domain)にまとめられ、NWOの委員会(board)の数も削減される。組織の頂点には議長、運営・財務担当のメンバー1名、および研究メンバー4名(各領域の委員会の委員長(chair)も務める)で構成される新たな理事会が設置されることになる。

理事会は、全体戦略と領域別のプログラム策定、ならびに領域間の予算配分に対して責任を負う。理事会はまた、各研究機関の長期的な基本予算を決定する。今回の改革により、NWOはこれまで以上に戦略的なポジションに立ち、その決断力と組織的能力を強化し、資金をより柔軟に割り当て、一貫した単一のプログラムに取り組んでいけるようになるとしている。

[JSTパリ事務所]