[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2016/06/16
抄訳記事公開日:
2016/07/06

フォルクスワーゲンの新経営戦略2025への反響

Anlässlich der Vorstellung der Volkswagen Strategie 2025 sagt Forschungsstaatssekretär Georg Schütte

本文:

フォルクスワーゲン社は2025年までの中期経営戦略(Volkswagen Strategy 2025)を発表。ドイツ連邦教育研究省(BMBF)はこれに関するシュッテ次官の発言について概略下記のような報道発表を行った。

「フォルクスワーゲン社がその新戦略において一貫してイノベーションに主眼を置いていることを歓迎する。自動走行、電気自動車、新モビリティ・サービスは、今後の自動車産業全体にとって大変重要である。新しい革新的製品や高度なサービスは経済的成果をもたらし、更にはイノベーション拠点ドイツの未来にとっての基盤となる。ドイツの自動車製造業がこれらの点で世界の先駆けになることを特に歓迎する。BMBFは連邦政府のハイテク戦略を策定し、効率的な電気自動車、自動走行システムおよびバッテリー技術等の領域におけるドイツのノウハウ蓄積を振興してきた。それにより“Innovation made in Germany“ の基礎が築かれた」

フォルクスワーゲン社は、持続可能なモビリティにおいてグループを世界的リーダーとする為のグループ新戦略を決定した。要点は以下の通り。(http://www.volkswagenag.com/content/vwcorp/info_center/de/news/2016/06/2025.html

・“TOGETHER-Strategy 2025”により創業以来、最大の転換プロセスを実現。中核ビジネスの転換および新収益ポテンシャルの開発を重点とする。
・広範な電化攻勢を計画。2025年までに30以上の新しい電気自動車を生産。年間200万-300万台を目指す。
・バッテリー、デジタル化、自動走行をグループの新コンペテンス・フィールドとする。
・パッケージではない、コンポーネントビジネスへの転換。
・モビリティという問題を解決する新ビジネス・フィールドを速やかに拡充。
・100億単位の投資を計画、グループ全体の効率化改善およびポートフォリオ最適化による資金を確保する。

ミュラー社長は、「フォルクスワーゲングループは一貫して収益を伴う成長を念頭に、集中的で、効率的で、革新的、顧客志向、そして持続的な経営を行う」と語った。

[DW編集局]