[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
元記事公開日:
2016/07/28
抄訳記事公開日:
2016/10/04

スターン卿による大学研究の堅持・強化に関する提言

Lord Stern sets out proposals to protect and strengthen university research

本文:

ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の2016年7月28日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

大学研究の評価および公的ファンディングの配分プロセスに関してスターン卿によるインディペンデント・レビューがこのほど発表され、世界トップレベルの研究における英国のリーダーシップを堅持・強化するための提言の骨子が示された。英国アカデミー会長であるニコラス・スターン卿は、大学研究ファンディングのより効率的な配分、卓越した研究に対するより大きな助成金の提供、研究機関の事務的な負担の軽減を確保する目的で、リサーチ・エクセレンス・フレームワーク(REF)のレビューを行うべく政府の委任を受けていた。

REFは5~6年ごとに実行されるもので、研究を行う英国の大学に対し、評価に必要な実績を示す各々の最高の研究論文の提出を求めるものである。REFの結果は大学に対して研究に関する政府ファンディングを配分する際の参考資料として用いられる。

スターン卿によるREFレビューでは例えば次のような提言をしている。
・研究に実際に従事するスタッフはすべてREFで申告されるべきこと
・研究の「インパクト」の概念は広く深く捉え、それには公衆関与(public engagement)、文化に対する影響、教育や(研究の選択やキャリアの)ひずみ是正に対する影響を含めること
・新規の研究教育組織レベルの評価を導入し、大学間のさらに強力な結束を促し、学際的活動に関する協力関係を支援すること

[DW編集局]