ビジネス・エネルギー・産業戦略省（BEIS）の2016年8月1日付標記発表では、先に（7月14日）任命されたグレッグ・クラーク（Greg Clark）BEIS大臣（Secretary of State）のほか、BEISの各任務を管轄する閣外大臣（Minister of State）の役割に関するリストを公表した。概要は以下のとおり。

・グレッグ・クラーク氏、ビジネス・エネルギー・産業戦略（BEIS）大臣
・ニック・ハード（Nick Hurd）氏、気候変動・産業担当閣外大臣
・ジョー・ジョンソン（Jo Johnson）氏、大学・科学・研究・イノベーション担当閣外大臣（教育省（DfE）との兼任）
・バロネス・ネヴィル=ロルフ（Baroness Neville=Rolfe）氏、エネルギー・知財担当閣外大臣
・マルゴット・ジェームス（Margot James）氏、中小企業・消費者・企業責任担当大臣
・ジェス・ノーマン（Jesse Norman）氏、産業・エネルギー担当大臣

BEISは特に次の任務を管轄する。
・包括的な産業戦略の策定と実行、ならびに産業界との連携の主導
・国による（信頼性があり手頃でクリーンな）エネルギー供給の安定的確保
・科学・研究・イノベーションにおいて英国が最先端の地位にいることを保障
・気候変動への対処
・競争力のある市場と消費者利益の増進

なお、BEISの7月14日付報道発表（https://www.gov.uk/government/news/statement-from-greg-clark-secretary-of-state-for-business-energy-and-industrial-strategy）によれば、BEIS大臣に任命されたことを受け、グレッグ・クラーク氏は次のような声明を発表している。
「包括的な産業戦略の実行、産業界との連携、世界クラスの科学基盤の振興、手頃でクリーンなエネルギーの供給、気候変動への対処といった責務を担うこの新しい省を率いるよう任命され、身の引き締まる思いである。」

[DW編集局]