[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2016/07/30
抄訳記事公開日:
2016/10/12

中国科学院、チャイナ・ユニコムの子会社と共同で大気汚染防止を推進

中科院携手中国联通推进大气污染防治

本文:

2016年7月30日付の「中国科学報」ネット版は、「中国科学院、チャイナ・ユニコムの子会社と共同で大気汚染防止を推進」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

7月29日、「中国科学院大気物理研究所、チャイナ・ユニコム(China Unicom,大手プロバイダー)の子会社であるSystem Integration Co.,Led社戦略提携協議書」の調印式が中国科学院大気物理研究所で行われた。提携協議によって、今後、双方は大気汚染予報・予測モデル、大気汚染集中監視•モニタリング、環境保護ビッグデータ及び付加価値業務、核汚染予測モデルなどの分野における戦略的パートナーシップを構築し、更に情報化のレベルを向上させ、国の環境汚染処理対策へのサービスを提供する。

中国科学院の白春礼院長は、「中国科学院、チャイナ・ユニコムは今までの協力に基づき、更に協力範囲を拡大し、中国科学院の科学技術知識とチャイナ・ユニコムの全国通信ネットワークを十分に利用して、互いの優位性を発揮することができる。今回の協定締結をきっかけに、中国科学院の100余りの地方研究所とチャイナ・ユニコムの協力関係が更に発展することが期待される」と指摘した。

中国科学院大気物理研究所は中国チャイナ・ユニコム/System Integration Co.,Led社と連携して、内モンゴル空気質予報・予測プロジェクトをスタートさせ、著しい効果を挙げた。中国科学院大気物理研究所の朱江所長は、「中国科学院大気物理研究所は科学研究等の優位性を拠り所に、今回の協力を突破口とし、国の環境保護、交通及び住宅建設等の関連業務部門に大気汚染防止策のサポート・サービスを提供し、国民生活をより良くするために力を入れる」と表明した。

チャイナ•ユニコムの陸益民総経理(CEO)は、「チャイナ•ユニコムは全国をカバーする通信ネットワークを有する。今回の協力をきっかけに、中国科学院との協力を一層強化して、社会へのサービス提供すること以外に、未来に向けたチャイナ•ユニコムのモデルチェンジにしっかりした基礎を打ち立てる」と述べた。

チャイナ・ユニコム/System Integration Co.,Led社の孫世臻総経理は、「今後、チャイナ•ユニコムは環境保護分野における広範な情報化サービスを提供し、引き続き中国科学院大気物理研究所と大気汚染防止分野での協力を拡大するように努力する」と表明した。

中国科学院弁公庁(官房)、先端科学•教育局、科学伝播局、大気物理研究所、チャイナ•ユニコム傘下の子会社等の責任者が同調印式に出席した。

[JST北京事務所]