[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2016/08/26
抄訳記事公開日:
2016/10/12

ドイツ=チェコ インダストリー4.0・ラボの設立

Deutsch-tschechisches Industrie 4.0-Labor eingerichtet

本文:

8月プラハにおいてメルケル首相同席の上、ドイツ人工知能研究センター(DFKI)とチェコ情報ロボティクスサイバネティクス研究所(CIIRC)との間で、ヒト・ロボット・コラボレーションに関するイノベーション・ラボの設立および密接な協力についての取り決めがなされた。

そのベースとなったのは2015年10月に連邦教育研究省(BMBF)とチェコ産業通商省が調印したインダストリー4.0に関する共同研究開発プロジェクトの推進に関する協定である。ヴァンカ大臣は「両国にとって最大の関心は、アカデミアと産業界の間の、特に中小企業を含めたイノベーション・パートナーシップの促進である」と続けた。BMBFはイノベーション・ラボの設立のため100万ユーロを投入する。新しいロボットの開発ではなく、マンマシンインターフェース、スマートファクトリーにおけるプロセス最適化あるいはインダストリー4.0のためのリアルタイム生産計画である。

産業界においても二国間協定の実施が進展しており、特にドイツ・チェコ中小企業パートナーシップが中核となっている。2016年10月には中小企業会議の枠組みの中で、両国研究パートナーおよび企業のインダストリー4.0に関するパートナーリング・イベントが開催予定である。

[DW編集局]