8月連邦経済エネルギー省（BMWi)が、助成プログラム「中小企業‐デジタル」の枠組みの中で、中小企業4.0－コンペテンスセンターの追加に関する新たな公募について発表。これに関してBMWiは概略下記のような報道発表を行った。

ガブリエル連邦経済エネルギー大臣談：「デジタル化とインターネットをベースとしたネットワーク化はビジネスモデル、付加価値連鎖、産業界におけるルールを変えていくものである。新しいコンペテンスセンターはドイツの産業において特徴的な中小企業の競争力確保、デジタル化および革新的ネットワーク化という重要課題にこれまでより一層有効に対応していくのに役立つものである」。

中小企業のデジタル化に的を絞ってしっかりと支援するため、今後のコンペテンスセンターは、既存の10中小企業コンペテンスセンターおよびデジタル手工業コンペテンスセンターからなるネットワークを強化し、ドイツ全土に拡大されるべきものである。その際これまで注力してきたセンターの生産プロセスや労働プロセスを超えて、具体的な利用分野（例えばスマートリビング技術）あるいは産業分野に関する横断的テーマ（標準化、ヒューマンセントリック、データ利用など）が歓迎される。

9月BMWiはベルリンにおいてシナジーワークショップ「中小企業におけるデジタル化およびネットワーク化に関する革新的解決策」を開催し、公募の内容および目標に関して説明し、コンソーシアムの結成を支援して、これまでの中小企業4.0コンペテンスセンターの経験を共有する。

[DW編集局]