[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2016/08/08
抄訳記事公開日:
2016/10/17

初の外国人女性専門家、中国科学院国際科学技術協力賞を獲得

首位女性外籍专家获中国科学院国际科技合作奖

本文:

2016年8月8日付の「中国科学報」ネット版は、「初の外国人女性専門家、中国科学院国際科学技術協力賞を獲得」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

2015年度中国科学院国際科学技術協力賞の授賞式が、8月8日に中国科学技術大学で行われた。米国籍のJohnKutzbach氏、英国籍のJohnRogerSpeakman氏、ドイツ籍のKatharinaKohse-Hoinghaus氏の3人が受賞した。そのうち、ドイツ・ビーレフェルト大学のKatharinaKohse-Hoinghaus教授は同賞が2007年に設立されて以来、初の女性受賞者である。

国際科学技術協力において極めて大きな貢献をしたハイレベル外国人科学技術管理専門家を表彰・奨励し、このような協力の更なる発展を図るため、中国科学院は2007年に国際科学技術協力賞を設立した。これまでに27人の外国人専門家が受賞した。

KatharinaKohse-Hoinghaus氏は中国科学技術大学の客員教授、ドイツ科学院の院士、ドイツ国家科学と工程院の院士で、現在、国際燃焼学会の会長とドイツ自然・人文科学委員会の委員を務めている。また、彼女は国際燃焼診断分野での有名な専門家、新型低温燃焼実験技術の開拓者として、国際バイオ燃料・燃焼研究分野でのリーダーとしても活躍している。

KatharinaKohse-Hoinghaus教授は2003年から、中国科学技術大学・国家同歩輻射実験室と火災科学国家重点実験室の関連研究チームと国際科学技術協力を展開し、顕著な業績をあげた。彼女からの育成と推薦により中国の若手学者3人が国際燃焼分野における最高の若手学術賞であるバーナード・ルイス賞を獲得した。

[JST北京事務所]