[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2016/08/16
抄訳記事公開日:
2016/10/20

グローバル・イノベーション・インデックス(GII)2016:中国が初のトップ25入り

中国首次跻身全球创新指数25强

本文:

2016年8月16日付の「中国科学報」ネット版は、「グローバル・イノベーション・インデックス(GII)2016:中国が初のトップ25入り」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

8月15日、国連のハク事務総長副報道官はニューヨークの国連本部で、グローバル・イノベーション・インデックス(GII)でスイスが去年に引き続き1位となり、中国のランキングは始めてトップ25に入ったと明らかにした。

グローバル・イノベーション・インデックス(GII)は、世界知的所有権機関(WIPO)、アメリカのコーネル大学、欧州経営大学院(INSEAD)によって、スイスのジュネーブで公表された。

GIIは2007年から毎年発表し、スイスは6年連続で世界1位を守り、2位はスウェーデン、3位はイギリスだった。アジア地域のシンガポール(第6位)、韓国(第11位)、中国香港(第14位)、日本(第16位)もトップ20を維持した。今年のランキングでは、中国が昨年の29位から初めてトップ25に入った。世界知的所有権機関(WIPO)は、「過去9年間にわたり世界100カ国以上のイノベーション能力を調査してきたが、これまでずっと先進国・地域がGIIの上位を独占してきた。中国のトップ25入りで、中国のイノベーションが絶えず改善されていることを示している」と述べた。

2016ランキング内容を見ると、日本、アメリカ、イギリス、ドイツが、「イノベーションの質」で優れていることが明らかになった。「イノベーションの質」は一国の大学教育・学術レベル、科学出版物と国際特許権出願数に踏まえて算出された最も重要な指標である。この指標では、中国は17位で、中所得国の中でトップとなり、インドは18位にランクされた。

[JST北京事務所]