[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2016/10/17
抄訳記事公開日:
2016/12/01

「2016年中国科学技術情報資源管理とサービス年次総会」が北京で開催

2016中国科技信息资源管理服务年会在京举行

本文:

2016年10月17日付の「中国科学報」ネット版は、「『2016年中国科学技術情報資源管理とサービス年次総会』が北京で開催」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

「イノベーション駆動に向けてのデータ・情報・シンクタンク」をテーマとした「2016年中国科学技術情報資源管理とサービス年次総会(COINFO)」が10月16日から10月17日にかけて北京で開催された。同大会は、中国科学技術情報研究所、武漢大学と南京大学の共催により開催され、国内外から230名余りの専門家、学者が出席し、開幕式では中国科学技術部李萌副部長及び中国科学技術情報研究所の戴国強所長がそれぞれ祝辞を述べた。

李萌副部長は、「ビッグデータの活用による中国の科学技術情報事業はリサーチパラダイム(研究に関する哲学的観点)、技術的ツール、資源配置及びサービス等の方面で新たな発展を遂げている。未来に向けて、中国の科学技術情報事業は国際的視野と開放的な構造を備え、ビッグデータの新技術・新ツール・新方法を十分に吸収・移植するともとに、研究開発・利用を進めるべきである。また、科学技術情報資源の深度と集成・分析処理を強化するとともに、科学技術情報と情報サービスのプラットフォーム化等を加速し、ハイテク科学技術政策や社会全体の科学技術情報に対する期待に応えるべく、更なる支援によりサービスを提供すべきである」と表明した。

同年次総会は大会主題講演と五つの分科会から構成され、分科会として、関連専門家や学者らは「ビッグデータと情報工学」、「シンクタンク建設と科学技術評価」、「科学技術情報と創新(イノベーション)・創業」、「ビッグデータ環境下での知識発見のサービス」、「国家科学技術管理情報化構築」等の重点議題に対して討論を行った。

11年の努力を経て、COINFOは既に科学技術情報資源総合利用とサービス分野での学術交流プラットフォームとなり、科学技術情報資源の開発利用及び産学研連携にますます重要な役割を果たしている。

[JST北京事務所]