[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立衛生研究所(NIH)
元記事公開日:
2016/11/23
抄訳記事公開日:
2017/01/23

NIHの行動・社会科学研究に関する新たな戦略方針

A new strategic direction for behavioral and social sciences research at NIH

本文:

2016年11月23日付の国立衛生研究所(NIH)の標記発表の概要は以下のとおりである。

NIHの行動・社会科学研究室(OBSSR)は2017~2021年の新たな戦略計画を発表した。本計画はOBSSRが独自に対処すべき主要研究課題を反映した優先課題に重点を置いている。NIH内外の関係者から多数の情報を得て展開された本計画は、OBSSRが今後も引き続きその任務を遂行していくことを確保するものである。

OBSSRの戦略的優先課題は、①基礎と応用の行動・社会科学研究の相乗効果の向上、②行動・社会科学研究に対するより累積的・統合的アプローチの支援に必要な研究インフラ、研究方式、研究手段の強化・推進、③医療研究や臨床における行動・社会科学研究成果の取り込みの促進である。

上記優先課題や行動・社会科学におけるNIHのより広範な取り組みに対処するべく、OBSSRでは次の4つの基盤的プロセスに依存している。
・行動・社会科学研究成果を広報する
・NIH全体の行動・社会科学研究プログラムを統括して、より大規模のNIH研究事業内に行動・社会科学研究を統合する
・次世代の行動・社会科学研究者を育成する
・行動・社会科学研究の影響評価を行い、この研究を支援する科学政策に取り組む

[DW編集局+JSTワシントン事務所]