[本文]

デイリーウォッチャー
国名:
米国
公開機関:
国立衛生研究所(NIH)
元記事公開日:
2017/01/26
抄訳記事公開日:
2017/03/16
元記事の言語:
英語

革新的な神経学研究のパイロット助成金プログラムを開始

NIH initiates pilot grant program for innovative neurological research

本文:

2017年1月26日付の国立衛生研究所(NIH)の標記発表の概要は以下のとおりである。

資金配分の安定性を高めることによって創造的研究を促進するためのパイロットプログラムである新しいR35研究プログラムアウォード(RPA)の初の被採択者30名が、NIH傘下の国立神経疾患・脳卒中研究所(NINDS)により発表された。RPAに選ばれたNINDSの支援を受ける研究者は、5年間の支援を受けることができるとともに、その支援をさらに3年間延長できる可能性がある。この資金配分イニシアチブは、個々のプロジェクトだけでなく、被採択者の全体的な研究プログラムのサポートを提供するために開発された。

「NINDSは、継続的に助成金申請書を作成し提出する代わりに実績のある研究者が長期的かつ革新的な研究を推進できるようにすることで、NINDSが支援する研究の価値を向上させるために、このパイロットプログラムを創出した。」とNINDSのディレクターであるウォルター・コロシェッツ氏は述べた。

これまでのところ、R01研究プロジェクト助成金が、NIHによる資金配分の主要な供給源であった。しかし、R01のアウォードは、ある特定の一連の実験を対象として最大5年間の支援を提供するものであった。そのため、研究室の取り組み全体に充当すべき資金を得るには、しばしば複数のR01アウォードが必要であった。 R35アウォードの仕組みを採用しているRPAは、個々のプロジェクトではなく、被採択者の総合的な研究プログラムに対して長期的かつ統合的な支援を提供することで、資金の安定性を高める点が異なる。

RPAは、NINDSミッション関連研究のプログラム全体を支援する。被採択者の既存のNINDS資金は、RPAに統合され、より長期間にわたり延長される。アウォードの5年目には、研究プログラムが確実に進行中であることを確認するために進捗状況のレビューが行われる。 NINDSは、大部分のRPA被採択者には、さらに3年間の資金支援を継続できるオプションが与えられることを想定している。

R35 RPAの申請は、NIHピアレビュー基準に従ってレビューされた。これには、研究者の実績の評価、提案された研究プログラムの重要性と関連性が含まれる。 30名の被採択者には、さまざまなキャリアステージ、および研究分野の研究者が含まれる。

なお、30名のリストは本記事のリンク先より参照可能である。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]