[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2017/03/02
抄訳記事公開日:
2017/04/19

元テキサス州知事ペリーが第14代米国エネルギー省長官に就任

Perry Sworn in as 14th Secretary of United States Department of Energy

本文:

2017年3月2日、元テキサス州知事リック・ペリー(Rick Perry)が、第14代米国エネルギー省(DOE)長官就任の宣誓を行い、次のように述べた。

「DOE長官に就任することは名誉なことである。DOE長官として私は、あらゆる形でアメリカのエネルギー政策を促進させる。米国は膨大な天然資源とそれらを利用する技術を有して来た。私は安定し、信頼でき、安価で、安全なエネルギー源を提供することに取り組む。また、エネルギー戦略は、雇用を創出し経済を成長させるために重要であると考えている。」

「核兵器の拡散の脅威を減らしつつ、安全で安全かつ効果的な核抑止力を維持したい。そしてまた、冷戦時代の核ミッションから環境クリーンアップを実施する重要な使命を引き続き遂行する。また私にはイノベーション、課題解決、雇用創出の戦略を立てるために最先端の科学者たちを積極的に活用してきた長い経験がある。DOEの科学者と研究室は世界の羨望であり、科学研究の分野でアメリカのリーダーシップを担っていく。」

ペリーのテキサス知事として14年間、彼は経済成長およびエネルギー消費の増加と環境保護の共存を実証した。彼の在職中に、テキサス州は220万の雇用を創出した。テキサス州は石油やガスという天然資源だけでなく、風力エネルギーでも国をリードするようになった。テキサス州は現在、世界6カ国を除くすべての国より多くの風力エネルギーを生産している。

彼のリーダーシップの下、テキサス州は二酸化炭素排出量を17%、二酸化硫黄を56%、窒素酸化物を66%削減した。急速に人口が増加しており、世界最大の石油精製産業の一つであるにもかかわらず、テキサス州はその大気の質を改善させている。

ペリーは、知事時代に磨かれた行政的な経験と管理手腕を活かし、DOEにリーダーシップにもたらす。ペリーは米国空軍の退役軍人である。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]