[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2017/03/22
抄訳記事公開日:
2017/05/11

航空宇宙産業は他の産業を技術でけん引する

Zypries: „Luft- und Raumfahrtindustrie ist zentraler Technologietreiber für andere Indsutrien“

本文:

連邦閣議がツュープリス連邦経済エネルギー大臣兼航空宇宙コーディネーターの報告書に合意した。これに関して連邦経済エネルギー省(BMWi)は概略下記のような報道発表を行った。

「変化の激しい世界におけるイノベーションと最先端技術」と題するBMWi大臣提出の報告書を閣議決定した。報告書は航空宇宙産業の現状およびここ数年の重要なイニシアチブを取り上げており、同産業分野の現在のトレンド並びにIndsutrie 4.0およびデジタル化といったテーマに焦点をあてている。

ツュープリス大臣談:「航空宇宙産業は、産業・ハイテク拠点ドイツにとって基幹的分野であり、10万人の雇用を抱え、高い産業付加価値を伴う分野として大きな成長が期待できる。航空宇宙産業は幅広く、複合材料による軽量構造、スマートロボティクス等の領域における技術やイノベーションの重要な牽引車であり、同時にグローバルな未来課題の解決のため重要な貢献を果たす。例えば環境・気象観測用の革新的技術によって地球に具体的な利益をもたらすものである。民間の宇宙飛行ミッション等の国際競争および新たな競争相手の出現に直面し、新しいデジタル技術は航空宇宙産業にとって成功のカギとなるであろう。BMWiは、イノベーションアジェンダ「デジタル航空宇宙飛行」を作成。航空研究プログラムLuFoでも製造業領域であるIndustr ie4.0のプロジェクトに関して2018年まで約4,700万ユーロを用意している」。

航空宇宙産業拠点ドイツの未来にむけての態勢を整えるため、過去数年間、政界と産業界は総合的な措置を実施してきた。航空研究プログラムLuFoにおけるIndsutrie 4.0に関する助成路線やモジュ-ル型衛星建設に関するプロジェクトが始まり、デジタル・イノベーション領域がBMWiの各技術プログラムにおける確固とした重点課題として定着することとなった。このほかドイツ航空宇宙研究センター(DLR)の4つの新研究所設立によってデジタル航空およびIndsutrie 4.0におけるドイツの研究能力を強化している。

[DW編集局]