[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防高等研究計画局(DARPA)
元記事公開日:
2017/04/06
抄訳記事公開日:
2017/06/01

膨大なマルティメディア情報ストリームの中に重要な意味を捉える研究に着手

DARPA Wades into Murky Multimedia Information Streams to Catch Big Meaning

本文:

2017年4月6日付の国防高等研究計画局(DARPA)による標記発表の概要は以下のとおりである。

米国政府は世界中の事象、状況、傾向について戦略的な理解を深め、それを維持することに絶えず関心を抱いてきた。ところが近年は、軍事情報からソーシャルメディアや正確・不正確なニュースに至るまで、様々なジャンルに跨り、形式も構造化・非構造化された形式が混在した異種の情報源からデータが流入してくるので、情報が複雑すぎて、意味のある、または実行可能な知見を得るには、その分析能力を超えている。

DARPAの新たな取り組みでは、”Active Interpretation of Disparate Alternatives”(AIDA)プログラムを通して、雑音が多く、矛盾に満ち、意図的に虚偽を含む可能性のある性質を持った今日のデータ環境の克服を狙う。

AIDAの目標は、広範囲の情報ルートから取得したデータに基づき、現実世界の事象、状況、傾向について明示的に選択的な解釈および意味を生成する事ができる多重仮説の「セマンティック・エンジン」を開発することにある。本プログラムの目的は、複数のメディア・ソースから自動的に抽出した情報片を共通表現またはストーリーに統合・マッピングし、それによって対象としている事象、状況、傾向の真の性質および含意について複数の仮定を生成し研究できる技術を創出することである。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]