[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2017/05/25
抄訳記事公開日:
2017/07/03

中国の高品質な論文の国際共著率、50%を超える

自然指数显示中国逾50%高质量科研涉国际合作

本文:

2017年5月25日付の「中国科学報」ネット版は、「ネイチャー・インデックスによると、中国の高品質な論文の国際共著率が50%を超え」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

5月25日に発表した2017中国ネイチャー・インデックス(Nature Index)増刊によると、ネイチャー・インデックスが追跡した中国の論文数は絶えず増加し、そのうち、国際共著論文の割合は年々継続して増加している。2016年、追跡した中国論文数に占める国際共著論文の割合は50%を超えた。

2016年、ネイチャー・インデックスの最も主要な国際共同研究として、中国科学院・高エネルギー物理学研究所とイタリア国立核物理研究所(INFN)の共同研究は1位にランクされ、2位は北京大学とハーバード大学の共同研究であった。トップ10の共同研究の相手機構として、ドイツの国際マックスプランク・リサーチ・スクール(International Max Planck Research School)は半分を占めた。

しかしながら、中国では国内研究機構との共同研究が国際共同研究より異常に高い。同インデックスによると、トップ56の国内研究機構同士の共同研究の頻度(分数カウント)は全て1位にランクされた国際共同研究よりも高い状況である。

国内都市別では、北京市の科学研究機構はネイチャー・インデックスへの貢献度が最も多く、そのうえ、2016年に北京市を拠点とする国内研究機構同士との共同研究が最も多く、上海と南京がその後に続いた。

2017中国ネイチャー・インデックス(Nature Index)増刊は自然科学系ジャーナル68誌の掲載論文を追跡し、初めてより大規模なデータベースであるクラリベイトアナリティクス(Clarivate Analytics)のWeb of Science(学術文献・引用索引データベース)から中国の科学研究の動向を観察する試みである。ネイチャー・インデックス(Nature Index)の創始者であるDavid Swinbanksは、「同観察手法は読者とインデックス・ユーザに対して総体及び特定の学科領域の側面から中国の科学研究産出状況の全面的な理解に役立つ」と述べた。

ネイチャー・インデックス(Nature Index)での中国の高品質論文の国際共著率は高いが、Web of Scienceでは25%を下回る。クラリベイト・アナリティクス(Clarivate Analytics)の中国首席科学者である岳衛平博士は、「中国の総体的科学研究産出が大量に増加しているため、Web of Scienceでの中国の高品質な論文の国際共著率は低い。言語の制限性と機構資源配分の要因によると分析している。まだ、トップ大学の科学研究者は、往々にしてより多くのチャンスまたは資源により、海外の同分野の研究者らと協力を展開できる」と指摘した。

科学研究のグローバルな影響力を向上させるため、中国政府は各種の政策を公布した。今後10年、中国の全体的な国際協力の割合は増える見通しだ。

[JST北京事務所]