[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2017/05/31
抄訳記事公開日:
2017/07/10

京津冀大学科学技術パーク連盟を設立

京津冀大学科技园联盟成立

本文:

2017年5月31日付の「中国科学報」ネット版は、「京津冀(北京・天津・河北省)大学科学技術パーク連盟を設立」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

清華大学国家大学科学技術パーク、天津大学国家大学科学技術パーク、保定国家大学科学技術パーク等の19カ所の国家レベル大学科学技術パークから構成された「京津冀大学科学技術パーク連盟」が、このほど河北省保定市で設立された。

保定国家大学科学技術パーク主任、京津冀大学科学技術パーク連盟の程天尊副理事長の紹介によると、同連盟は科学技術部と教育部の指導のもとで設立された。京津冀地域における大学の総合的な知的・人的資源の優位性を頼りに、大学の科学技術の橋渡し体系をより一層完備させることで、科学技術と関連産業チェーンのマッチングを促進し、資源共有メカニズムを構築して、科学技術の成果の転化を加速することを目的としている。

京津冀経済圏は、特に大学、科学研究機関及び科学技術人材が集中する地域である。京津冀大学科学技術パーク連盟は双一流(世界一流大学、一流専門分野)大学建設の実施により、大学科学技術パークにおける政策的な優位性と研究資源が集中したプラットフォームの優位性を発揮する。京津冀地域における大学学科の更なる発展や人材育成等の核心業務を支援し、大学の科学技術の成果転化の重要な窓口となることで、京津冀地域の科学技術イノベーションの一体化に新たな力を注ぐ。

同連盟の設立は、国家イノベーション駆動発展の戦略に順応し、京津冀地域の大学資源との有効的な結合によって地域経済発展と産業転換・グレードアップを推進するものである。

[JST北京事務所]