[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2017/05/22
抄訳記事公開日:
2017/07/11

TerraE社の設立に関するヴァンカ大臣の発言

Bundesforschungsministerin Johanna Wanka zur Gründung des Unternehmens TerraE:

本文:

TerraE社の設立に関するヴァンカ大臣の発言に関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

TerraE社の設立に当たり「ドイツにおける電池生産の拡充の第一歩がなされた。TerrE社の設立は持続可能なイノベーション政策がどのような効果をもたらすことができるかを明らかにしている。目標を定めた研究および産業界との良好な連携によって同社の設立基盤が築かれたことは特に喜ばしいことである。優れた電池研究を今後も引き続き支援し、生産の拡大のための刺激を与えていく。これがドイツにおいて研究が雇用を生み出していく方法である」と語った。

背景情報:
BMBFは2008年以降、電池研究を約4億ユーロで助成してきた。今日ドイツは基礎的な研究、特に電池材料やバッテリーシステム、バッテリーマネジメントシステム用のパワーエレクトロニクス、生産プロセス等で再び世界トップの一員となっている。

Giga-LIB研究プロジェクトでは、特にバッテリーの生産技術開発に関する研究が行われた。BMBFはこのプロジェクトに対して2015年から2017年までの間に合計520万ユーロの支援を行った。その結果が電池の製造コンセプトの開発を可能にした。これによって競争に打ち勝てる電池大量生産の基盤を創り出し、TerraE社によって利用されている。BMBFは、TerraE社における電池技術および生産技術の研究開発活動を後継プロジェクトの枠組みの中で今後も支援していく。

産業規模の電池生産の検証のためBMBFはウルム市の太陽エネルギー・水素研究センター(ZSW)での研究生産設備の建設を助成している。Excellent Batteryと称する措置により国内4センターにおいて研究活動、研究開発成果の実用化、研究者育成等が進められている。BMBFはバッテリー生産コンペテンスクラスターProZellにより、この分野の国立大学および研究機関を効果的にネットワーク化することによってバッテリー生産のノウハウを結束させ、更にはイニシアチブ「バッテリー2020」を支援して、新規のバッテリーやそれに関連するプロセス技術の開発に関するプロジェクトを推進する。

[DW編集局]