[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
共同研究センター(JRC)
元記事公開日:
2017/05/31
抄訳記事公開日:
2017/07/21

日本との科学協力のための新たな協定

A new setting for the scientific cooperation with Japan

本文:

共同研究センター(JRC)の2017年5月31日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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2017年5月31日、欧州委員会の科学・知識サービスに関する組織である共同研究センター(JRC)と日本の産業技術総合研究所(AIST)は、協力関係と優れた学術研究を推進するための研究連携協定(Research Framework Agreement:RFA)に署名した。この協定により、特にナノテクノロジーや化学物質、度量衡学や計測、またエネルギー分野における学術的交流と相乗効果を実現するための新たな道が切り開かれる。

日本側パートナーのAISTは日本における最大規模の公的研究機関の一つで、産業界や社会のため技術の創出と応用を重視し、技術的な成果を商業化する橋渡しをしている。

ブリュッセルにあるJRC本部で行われた署名式には、JRCのVladimir Šucha事務局長とAISTの中鉢良治理事長のほか、AISTおよび日本の経済産業省の代表者が多数列席した。

この協定により、主に生体外試験によるナノ材料の共同試験、計測基準の調整および標準化、さらには新たな計測基準の作成に関して数年間続けられていたJRCとAISTの協力関係が正式なものとなる。

[JSTパリ事務所]