[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
下院科学・宇宙・技術委員会
元記事公開日:
2017/05/22
抄訳記事公開日:
2017/07/24

下院科学・宇宙・技術委員会がEPAの科学的公正性会議の透明性を要求

Smith, Biggs Request Transparency at EPA Scientific Integrity Meeting

本文:

2017年5月22日付の下院科学・宇宙・技術委員会による標記報道発表の概要は以下のとおりである。

下院科学・宇宙・技術委員会のラマー・スミス(Lamar Smith)委員長および環境小委員会のアンディ・ビッグス(Andy Biggs)委員長はこのほど環境保護庁(EPA)のスコット・プルーイット(Scott Pruitt)長官宛てに書簡を送り、6月14日に予定されている「EPAの科学的公正性に関する年次関係者会議」を公開とするよう要求した。EPAの科学的公正性担当官、フランセスカ・グリフォ(Francesca Grifo)博士は45の個人および団体を科学的公正性会議に招待しているが、全体的に環境規制寄りの行動主義に偏っており、EPAの科学的公正性プログラムのミッションと直接的に矛盾する。

「公衆の支援を確立するための科学的公正性推進の重要性において協調、奉仕、信頼の取り組みが明記されているにもかかわらず、6月14日の関係者会合は残念ながら著しく排他的であるようだ。グリフォ博士は同氏の45件の招待状において著名な科学者や政治色のない科学団体を多数招待しているが、(EPAの科学プログラムに基づくEPAの決定の影響を受ける)産業界の見解や利害を代表する者として容易に特定できる団体に送られた招待状は1通のみである。EPAの科学プログラムが規制に及ぼす影響や、その他省庁の施策が各州に影響を及ぼすことは明らかであるが、州の環境担当官や科学担当官で招待状を受け取ったものはいなかったようである。一方で、かなりの数の環境活動家団体やその他左翼系の団体は明らかに招待状を受け取っている」と書簡は述べている。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]