[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2017/06/22
抄訳記事公開日:
2017/08/07

オープン・アクセスに関する革新的アイデア募集

Gesucht: Innovative Ideen für freien Zugang zu Publikationen

本文:

連邦教育研究省(BMBF)は科学分野におけるオープン・アクセスを振興するための助成イニシアティブを提案し、このほど概略下記のような報道発表を行った。

品質が保証された、進行中の研究結果を合法的にインターネットからダウンロードする。これは科学分野で普及しつつあるモデルである。オープン・アクセスというキーワードの下、研究者はその発表論文をインターネット上で一般に無償開示している。BMBFは現在、オープン・アクセスを加速させる大学、出版社、科学研究機関の革新的アイデアを募集している。採択されたプロジェクトについては最高24か月、総額30万ユーロまで助成される。

クエネット=ティーレンBMBF事務次官は「オープン・アクセスは未来モデルである」と語り、「ドイツのアカデミアにおいてオープン・アクセスをさらに定着化させる革新的なアイデアを支援していく」と続けた。論文著者が文書を開示しやすくするため、アカデミア、産業界、特に出版社のプロジェクトをこのイニシアティブによって助成していく。オープン・アクセス資料の検索性および品質保証と取り組むプロジェクト、ならびにオープン・アクセスをエビデンスに基づいて調査研究するプロジェクトもその一環となる。

科学的資料へのオープン・アクセスの恩恵を受けるのは研究者だけではなく、一般市民もオープン・アクセスによってより容易に科学に参加できる。研究者は既に世界中で数多くのオープン・アクセスに関するイニシアティブをスタートさせている。ドイツにおいてもオープン・アクセスは広く受け入れられている。資料は特にそのために設けられたデータベースあるいはインターネットサイトに保存される。オープン・アクセス・ジャーナルはますます増加している。簡単に入手できる科学文献出版と並びオープン・アクセスは科学的文献の全く新しい流通経路を提供している。科学的出版物へのオープン・アクセスはいくつかの分野で既に大きく定着しているが、その他の分野ではまだそのモデルが展開中である。

BMBFは2016年に発表されたオープン・アクセス戦略によって、オープンアクセスをドイツにおける科学論文発表のスタンダードにしようとしている。その際特に重要なのは、科学的文献の品質と信頼性に留意するということである。研究者にとって発表は簡便で、迅速にできるものでなければならない。また文献、資料は容易にかつ永続的に特定されるものでなければならない。

[DW編集局]