[本文]

国名:
ノルウェー
公開機関:
ノルウェー研究会議
元記事公開日:
2017/06/27
抄訳記事公開日:
2017/08/16
元記事の言語:
英語

ノルウェーの人文科学研究に関する評価報告書を発表

Norwegian humanities research is thriving

本文:

ノルウェー研究会議の2017年6月27付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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このほど、ノルウェーにおける人文科学研究に関する評価報告書が発表された。今回の評価は、この30年間で初めてノルウェーの人文科学研究の全範囲を対象に行われており、また研究分野の社会的影響力および研究と指導の相互作用についても今回初めて評価に含められた。

今回の評価は、ノルウェー研究会議が委託し、過去2年にわたり、8つの委員会に編成された54人の国内外の研究者が、36の組織の研究者2,300人と97の研究グループを対象に行われた。また各評価委員会は、今後の研究目標の定め方について、政府、ノルウェー研究会議および研究機関に対して一連の提言を行った。

評価報告書によれば、ノルウェーの人文科学研究は資金も潤沢で、数々の分野で国際的に高い水準を維持していることが示されている。特に出版物の数、科学的な質、研究の生産性、国際化、博士課程教育および共同研究グループの成果という点では、過去10年間に建設的な進歩を遂げており、すべての分野に非常に国際的な研究グループが存在し、そのいくつかは国際的にも先導的な存在であることが報告書に記されている。

総合的には、人文科学研究の生産性は優良で、ノルウェーの他の研究分野と比べても研究スタッフ1人当たりの出版ポイント(publication point)の平均値が高いことが示された。2011年から2015年にかけて出版ポイントは7.8%増加し、美学研究、メディア研究、北欧および比較文学の分野では最大の伸びが見られた。

26%の研究者は、出版ポイントが獲得できていないことが示されたが、これは、評価対象となった機関の一部で研究活動が近年確立されたばかりということ、また評価対象機関の多くで指導上の負担が大きいという事実が背景にあるものと思われた。出版していない研究スタッフのうち、博士号課程の学生はわずか3分の1であった。

2017年秋には今回の評価をフォローする取り組みが開始される。同年9月20日には、大規模なフォローアップ会合が開かれる予定。

[JSTパリ事務所]