[本文]

デイリーウォッチャー
国名:
米国
公開機関:
全米科学・工学・医学アカデミー(NASEM)
元記事公開日:
2017/07/06
抄訳記事公開日:
2017/09/05
元記事の言語:
英語

特別支援を要する患者の治療結果の改善と経費削減

Improving outcomes and reducing costs in the treatment of 'high-needs patients'

本文:

7月6日付けのNASEM(全米科学・工学・医学アカデミー)による標記記事の概要は以下のとおりである。

医学アカデミーは、全患者の5%にあたり、医療支出のほぼ半分を占める「特別支援を要する患者」の治療結果の改善と経費削減に関する最新報告を取りまとめた。 特別支援を要する患者の治療結果の改善と経費削減のためには、特別支援を要する患者の特定と医療だけではない社会的サービスを織り交ぜた治療モデルを提供する必要があり、医療行為の改善だけではこれらを実現できない。

最新の報告書では、特別支援を要する患者の主要特性の検証、特別支援を要する患者の治療等に活用する類型化スキームまたは分類手法、特別支援を要する患者により良い治療を施すための治療モデル、エビデンスに基づくプログラムの普及と普及方策に関する一連のワークショップの成果等を要約したものである。

本報告書で推奨されている主な方策は以下のとおりである。
・個別ニーズと対応能力を特定の医療プログラムと一致させるために、実社会での実績と経験に基づいて初期の対応方針の分類を改良すること。
・患者、介護者の負担を軽減するために医療、社会、行動サービスを統合し、調整すること。
・成功したプログラムの普及と拡大、そして、これらのモデルを成功裡に実行できる人材訓練手法を開発すること。
・成功した医療モデルを導入し、医療と社会サービスの統合を推進するように医療費支払システム改革を促すこと。
・投資回収率を含む治療結果の評価や特別支援を要する患者用プログラムの継続的改善に資する実証済みの小規模な品質測定手法を確立すること。
・特定疾患患者集団に適した治療モデルの適用を支援するロードマップとツールを作成すること。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]