[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
研究・イノベーション総局
元記事公開日:
2017/08/29
抄訳記事公開日:
2017/09/20

2017年度欧州イノベーション都市コンテストの最終選考対象に10都市

Ten cities enter the final round of the 2017 European Capital of Innovation contest

本文:

2017年8月29日付欧州委員会研究・イノベーション総局の標記発表の概要は以下のとおりである。

2017年度欧州イノベーション都市賞は2017年3月に開始された。2014年と2016年の同賞の受賞者であるバルセロナとアムステルダムに続いて、今年のコンペティションには17か国32都市から応募があった。このコンテストは、EU加盟国およびEUの研究・イノベーション・プログラム”Horizon 2020″の関係国の10万人以上の住民を擁する都市を対象としている。

2017年度欧州イノベーション都市コンテストの最終選考対象に残った都市は、オルフス(デンマーク)、ベルリン、コペンハーゲン、ヘルシンキ、ニース、パリ、タリン(エストニア)、タンペレ(フィンランド)、テルアビブ(イスラエル)、ツールーズ(フランス)の10都市である。

2017年度欧州イノベーション都市賞では、最も優れたイノベーション・エコシステムを提示した都市にはイノベーション活動の拡大に資するべく100万ユーロの賞金が、準優勝の2都市には各々10万ユーロの賞金が贈られる。最終選考結果は11月7日にリスボンWeb Summitで発表される予定である。

最終コンテストで勝利するためには、革新的な構想、プロセス、ツール、統治モデルをイノベーションのテストベッドとして実験し、イノベーション・プロセスに市民を参画させて市民のアイデアを取り込み、他の都市の模範となるような当該市の魅力の拡大を図り、イノベーション実践を通じて当該地域のエコシステムの強化を図ることで、当該地域の生活の質を向上させた方策について説明する必要がある。

[DW編集局]