[本文]

国・地域名:
ロシア
元記事の言語:
英語
公開機関:
ロシア大統領府
元記事公開日:
2017/06/09
抄訳記事公開日:
2017/09/29

大統領顧問、モスクワの医学界と遠隔医療について議論

German Klimenko discussed telemedicine with Moscow’s medical community

本文:

ロシア大統領府の2017年6月9日付標記発表の概要は以下のとおり。

クリメンコ(German Klimenko)大統領顧問を議長として、医療におけるインターネットの活用に関する会議が開催された。このパネル会議の参加者はモスクワの医療機関540機関の代表者で、ロシアの医療におけるITの展開の動向と展望について議論した。

「インターネット業界は遠隔医療技術の開発に関して医学界と協力する用意がある。インターネット開発研究所(IID)は、連邦院(上院)、インターネット・イニシアチブ開発財団(IIDF)、およびYandex(ロシアのインターネット検索大手)と連携して、遠隔医療に関する法案を策定し、5月30日に国家院(下院)に提出した。」と同大統領顧問は述べた。

同顧問はまた、IIDがこのほどデジタル医療技術の共同開発に関してモスクワ行政府と協定を結んだこと、また、この協定の下に遠隔医療のソリューションを開発・試験するための研究・実用化研究所が設立される予定であることを会議参加者に改めて伝えた。

※ロシアの立法機関である連邦会議は二院制をとり、連邦院と国家院から成る。国家院が法案の先議権を持つ。

[DW編集局]