[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2017/10/13
抄訳記事公開日:
2017/11/22

DRIVE-E学生研究賞2017表彰式

DRIVE-E 2017: Angetrieben von der Zukunft

本文:

DRIVE-E学生研究賞の表彰式が行われ、これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

電気自動車にこれまでにないほど注目が集まっており、革新的なコンセプトが求められている。12日にシュトゥットガルトのポルシェ博物館で行われたDRIVE-E学生研究賞の授与式においてBMBFおよびフラウンホーファー協会は電気自動車をテーマとする優れた研究活動を行った4名の受賞者を顕彰した。受賞者には最大6,000ユーロの賞金が与えられる。

毎年行われるDRIVE-Eアカデミーはドイツ中の大学生に電気自動車の理論と実践を理解する機会を提供してくれるものである。地元のシュトゥットガルト大学および地域の企業はイベントの成功に大きく貢献している。

ヴァンカBMBF大臣は受賞者に祝意を述べ、「受賞者の活動は資源を効率的に利用し、環境を保護し、生活の質を維持する持続可能なモビリティに資するものです。その熱意および専門的なノウハウによりドイツは、将来においても自動車の生産者そしてモビリティ・サービスの提供者として、現在と変わらず重要な役割を果たせる可能性があります」と語った。

表彰された上位2つの活動
1位:ミュンヘン工科大のAlexander Ruppは通常使われる液体電解質を固体電解質に置き換えた固体電池と取り組んだ。同大学のCelestine Singerも固体電池のテーマ枠の中で、既存の酸化物セラミックスの技術を固体電池製造に利用する可能性および方法について調査、研究している。

2位:エアランゲン・ニュルンベルク大学のVerena Müllerはリチウム・イオン電池の充電およびそ特に利用に関する経済的なプロセスを研究した。同じくドルトムント大学Oliver Fuhrはソーラー設備と自動車間の遠隔充電を可能にするような相互コミュニケーションの問題を研究している。

DRIVE-Eプログラム:
同プログラムは2009年にBMBFおよびフラウンホーファー協会が提唱して始まった。両機関はDRIVE-E学生賞によって電気自動車に関する優れた、革新的な研究活動を顕彰している。ドイツの総合大学、専門大学、その他高等教育機関の卒業生および現役の学生が取り組んでいる研究に関して応募することができる。

[DW編集局]