オランダ科学研究機構（NWO）の2017年9月5日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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2017年9月5日、オランダ科学研究機構（NWO）と次世代インフラ（Next Generation Infrastructures : NGinfra）は、「Responsive Innovations（責任あるイノベーション）」プログラムの第1回目公募の結果、6件の研究プロジェクトに資金提供することを決定した。

NGinfraは、オランダ水運管理局（Rijkswaterstaat）、ロッテルダム港、Alliander、ProRail、オランダ水道公社（Vitens）、スキポール・グループ（Schiphol Group）およびKPNが連携して推進する知識センターであり、NWOと共同してResponsive Innovationsプログラムを実施する。

需要主導型研究プログラムとして、Responsive Innovationsの第1回目公募は、責任あるインフラに関する新知識を構築し、インフラ間の分野横断的な協力を促し、研究と実装の間の橋渡しをすることを目的として実施された。国際選定委員会によって評価されたプロポーザルは、NWO社会科学・人文科学部門の理事会およびNGinfraの理事会に提言として提出され、以下の6件のプロジェクトが採択された。これらのプロジェクトでは、研究者とNGinfraのインフラ・マネージャーが協力して研究と日常的な実務の密な連携と、研究成果の実装段階における知識の普及を図っていく。

■採択プロジェクト：
・Responsive Infrastructure Through Responsive Institutions (RITRI)
・Using data streams to support the integrated design, construction and management of interconnecting infrastructures
・Inter-organisational collaboration in the governance of subsurface infrastructure networks
・Legal & Organisational Network & Governance Aspects of Data-Driven Innovations in Infrastructure Management (LONGA VIA).
・Building cooperation capabilities for improving resilience and optimising joint maintenance in future infrastructures
・D-to-MII: Design to Manage Interconnected Infrastructures

[JSTパリ事務所]