[本文]

国・地域名:
ロシア
元記事の言語:
英語
公開機関:
ロシア連邦政府
元記事公開日:
2017/09/21
抄訳記事公開日:
2017/11/30

連邦特別プログラム「2017年期~2025年期の宇宙基地開発」の承認

Approval of the federal targeted programme Development of Spaceports for the Period 2017-2025 to Support the Space Activities of the Russian Federation

本文:

ロシア連邦政府の2017年9月21日付標記発表では、9月17日に、ロケット打ち上げ等を行うロシア国内の宇宙基地の建設に関する2025年までの宇宙政策に関する連邦特別プログラムが政府により承認された旨報じているところ、新プログラムの背景およびその概要は以下のとおり。

2013年4月19日にロシア大統領が承認した「宇宙活動に関する2030年までおよびそれ以降の展望に関する国家基本方針」(※宇宙分野における現行の基本政策)には、ロシアの宇宙活動における主要な目標と優先課題が定められている。その中には、ロシア領土からの宇宙へのアクセスの保障(打ち上げ確保)や、周回軌道上で必要とされる数の宇宙機器、打ち上げ施設、地上での宇宙インフラを配置・維持することによる国家の経済発展への寄与などがある。

これを達成するには、新設または既存の地上ベース宇宙インフラのグレードアップにより、プレセツク(Plesetsk) やボストーチヌィ(Vostochny)宇宙基地の打ち上げ能力を増強する必要がある。

今回承認された標記プログラムは、あらゆる種類の今後のロケットや宇宙機器の打ち上げに際し完璧に機能する地上インフラを確立することで、宇宙活動領域における国の政策を支援できるよう企画されたもので、社会経済の発展、研究、国防・安全保障、国際的・実用的プロジェクトの実施に利するものである。

本プログラムでは特に次のような事業を想定している。
・将来の宇宙複合施設やシステムに対応する研究・技術能力を創出すること。これには、現在設計中の中型および超重量級のロケット施設、次世代の有人貨物宇宙船、輸送エネルギー・モジュールによる宇宙機器の製造準備のための技術施設に必要な地上宇宙インフラの設計などが含まれる。
・ボストーチヌィ宇宙基地において、デュアルユースのものも含め、宇宙自動操縦装置打ち上げ用の重量級ロケット施設を設置すること。
・プレセツク宇宙基地において現在使用中の技術施設のグレードアップ、および、インフラ施設を新設すること。
・ツィオルコフスキー(極東のアムール州にある町)、およびミールヌィ(ロシア北西部のアルハンゲリスク州にある町)の各都市において必要な社会公共インフラを備えた住居施設を建設すること。

[DW編集局]