[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2017/11/04
抄訳記事公開日:
2018/01/04

香港専門家を「国家科学技術計画専門家データベース」に組み入れる申請が始動

香港专家进入“国家科技计划专家库”申请将启动

本文:

2017年11月4日付の「中国科学報」ネット版は、「香港の研究者を『国家科学技術計画研究者データベース』に組み入れる申請が始動」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

11月3日、「大陸と香港科学技術協力委員会」第12回会議が香港で開催された。双方は、推薦された香港の研究者を「国家科学技術計画研究者データベース」に組み入れる申請を来年始動することに同意した。また、香港の実験室を国家重点実験室パトナー実験室として申請・選定・新設するための業務を積極的に推進することとなった。

国家科学技術部の黄衛副部長と香港特別行政区政府革新・科学技術局の楊偉雄局長は「大陸と香港科学技術協力委員会」第12回会議を共同主宰した。同会議で香港科学技術パーク公司は科学技術部から「国家レベル科学技術企業孵化器(インキュベーションセンター)」に承認され、香港スタートアップ科学技術企業のインキュベーションと育成を推進することになった。

楊偉雄局長は、「今年、科学技術イノベーション協力において大陸・香港が大きな成果が出ている。香港特別行政区政府は、科学技術部、同委員会の各委員と手を携え、国家『十三五』計画と広東省・香港・マカオ大湾区都市グループの発展企画によってもたらされるチャンスを把握し、イノベーション発展において協力を強化している。今後、更なる科学技術イノベーションの発展が期待される」と表明した。

会議に出席した大陸委員は科学技術部、国務院香港・マカオ事務弁公室、香港特別行政区駐在中央人民政府連絡弁公室、中国科学院、国家自然科学基金委員会、中国科学技術協会、広東省科学技術庁及び深セン市科学技術イノベーション委員会から構成される。

香港方面のメンバはイノベーション・科学技術局、イノベーション科学技術署、政府情報科学技術総監弁公室、香港サイエンスパーク公司、香港デジタル管理有限公司、香港生産力促進局、香港応用科学技術研究院及び複数の大学等から構成される。

[JST北京事務所]