[本文]

国名:
ドイツ
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2017/12/01
抄訳記事公開日:
2018/01/10
元記事の言語:
ドイツ語

European Open Science Cloudの実現に向けて

Auf dem Weg zur European Open Science Cloud

本文:

既存のデータ管理システムを統合した研究基盤“European Open Science Cloud”(EOSC)実現のためドイツとオランダはインターナショナル・オフィスを設立することとなり、連邦教育研究省(BMBF)はこれに関して概略下記のような報道発表を行った。

EOSC実現の目標に近づくため、ドイツとオランダは現在GO-FAIRイニシアチブを支援するためのオフィスであるInternational Support and Coordination Office (ISCO)を設立しており、フランスもこの動きに賛同し、オフィスへの資金を負担する。GO- FAIRの使命は、あらゆる分野の研究機関に現存する研究データを徐々に国境をこえて開放していくことである。これによりこのイニシアチブは欧州科学クラウド実現への飛躍台となる。

EOSCは研究データ交換のためのオープン・プラットフォームとして確立さるべきもので、将来は欧州全体の研究者たちを結びつけるものとなる。こうすれば研究データはハードディスクやUSBメモリーだけに留まるということがなくなる。

EOSCによって研究成果および研究データは共同で利用そして再使用され、その恩恵は学界だけでなく、経済界、社会も享受することとなる。 2017年5月に発表された共同ポジション・ペーパーでシュッテBMBF事務次官およびデッカーオランダ研究担当次官は既にEOSCの開発を前進させる意志を表明している。

ブリュッセルにおける競争力会議においてオランダ、ドイツ、フランスは、この目標にコミットする旨を強調している。
シュッテ次官談:「EOSCはデジタル時代における欧州科学体系の将来にとって重要な礎石である。研究データの交換により科学およびイノベーションのための付加価値が欧州全体で創られることになる。今やEOSCを成功させるために行動しなければならない。これがGO-FAIRイニシアチブを支援する理由である」

ISCOは実行関連のネットワークを支援し、データやサービスを提供するアカデミアおよびデジタルインフラストラクチャのプロジェクト等を助成する。このプロセスを更に前進させるためドイツ、オランダ、フランスの研究担当省はそれぞれISCOへの財政的支援を行う。

GO-FAIRイニシアチブはオープンで協力的なアプローチを取っている。このことは、すべての加盟国、研究機関、産業界がこのプロジェクトを支援し、補完できることを意味している。GO-FAIRは、共同利用されるデジタル研究データおよびサービスがFAIR-4原則(Findable、Accessible、 Interoperable,、Reusable)を満たすように設計されている。FAIRのデータおよびサービスは研究データを部門、国境を越えて利用可能にし、新たな知識の創造に資することができる。

[DW編集局]